■ 自動迎撃兵器 ■


フォートオブジャスティス内における戦闘想定区域には全て対歩兵を想定したレーザータレットが多数配置されている。

このレーザータレットは遮蔽された状態で備え付けられており、司令室からの敵対勢力進入情報・もしくは担当ブロックへの電力の遮断と隔壁閉鎖の双方を確認した場合に、内部保有の電源によって稼動し敵を迎撃するものである。

想定勢力は標準型WD歩兵であり、敵歩兵I=D・重WDは警備兵の重火器で対応する考えで作られている。

敵の感知方法は司令室からの情報を最優先とし、施設従業員に着用が義務付けられている複数の認証チップにて自動的に対象を把握することも可能である。



■ 通路壁内蔵設備 ■


自動迎撃兵器と同じく、戦闘想定区域の壁には戦闘部隊が戦いやすいように遮蔽物が内蔵されている。

この遮蔽物は手動展開式で、防衛ライン構築時の利用を想定しており。遮蔽物を内蔵した通路エリアの近くには、補給用の弾薬や重火器を内蔵した簡易兵器庫となっている通路が存在するようになっている。尚この兵器庫は司令室より使用許可が出た後、認証チップによって開けなければならない。その際のチップの種類は問わない為、施設従業員・要塞内戦闘を想定済みの兵ならば誰でも開けられるようになっている。

暫定保管兵器・弾薬表

○5.56mm歩兵銃弾薬
○12.7mmWD歩兵銃弾薬
○マルチコネクタレーザーライフルエネルギチャージャ(備え付けEチャージャ)
○5.56mm突撃銃改装型軽機関銃
○75mmロケットランチャー
○防衛用破片散布型手榴弾
○速乾性膨張壁構築爆弾

速乾性膨張壁構築爆弾は非殺傷兵器であり、粘性の極めて高い物質を縦及び横方向に拡張させ、極めて簡易な壁を構築する兵器である。
空気に反応して時差を持って膨張し、その後に即硬化する特性を持つ。防弾性は低いが敵の侵攻を遅らせる兵器として有効であると判断されている。



■ 隔壁操作 ■


戦闘想定区域では安全面ではなく戦闘面で有効と思われる隔壁配置を行っている。
これらの隔壁は指令室からの指令だけでなく、現地の戦闘部隊が手動で降ろすことも可能である。ただし操作を行う為には認証チップを読み込ませる必要がある。


これらの設備の他、戦闘想定区域そのものが歩兵戦闘を最重視して作られたエリアであり、各種重要ブロックに辿り着く為には必ず戦闘想定区域を通らなければならないように作られている。敵が要塞の占領を想定している限り、突入戦力は3倍ではなく5倍は必要とされるだろう。

戦闘想定区域内の通路は広めであるものの、歩兵I=Dのような大型機が通れる高さはなく、純粋な歩兵戦のみが可能となっている。